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『ロックジェット』最新号に朴保インタビュー(2)

『ロックジェット』最新号(vol.36)の朴保インタビュー(聞き手は藤竹俊也さん、佐藤睦さん)の抜粋です。


写真もありますし、是非 全文をチェックしてくださいね~!
全国ツアーの日程や映画の情報も載ってます。

デビュー30周年の新アルバム 『架橋 ~未来へ 』はジャケットのデザイン、歌詞カードともに見本があがっています。
帯には作家の梁石日(ヤン・ソギル)さんの推薦コメントがつきます。

100人委員会のメンバー、またライブ会場で先行予約された方は7月10日からの発送となります。
一般発売は9月の予定です。
どうぞお楽しみに!



― 今つくっているアルバムについて

朴保:

音楽的にはもちろん、ロック・アルバムのつもりなんだけど、最近は自分の音楽を、ロックだとか何だとか言うのは違う気がしている。それだけじゃ収まらないでしょ。とにかく自分の声とギターがあって、そこにいろいろな打楽器のリズムが入るという音楽が自分の音楽。
それが時にはジャズだったり、ロックだったり、レゲエだったり、民謡だったり、演歌だったりに似ている。でも、自分はエイジアンだという感覚を伝えたいと常に思ってるよね。
どうしてもロックにこだわるところがあるけど、ロックのビートだけじゃ伝わらないものもある。
実際の生活がリズムで、そのリズムから音楽が生まれるわけだから。
(中略)
相変わらず感じたものを素直に感じたままに表現しようとしている。ロックの基本も反体制でしょう。歌詞の内容なんかは、我慢できないことを歌にして歌っている。



― 我慢できないことを歌う。

朴保:

我慢できないこと、例えば いじめで死んだ朝鮮学校の子どものこと、環境問題のこと、それとどうしても歌にしておきたいこと。
「ななお さかき」さんという詩人がいる。アレン・ギンズバーグの親友で日本のビート詩人。彼が亡くなったので、彼についての歌とか。

 あと、アルバム全体の意義みたいなものは、「橋渡し」かな。
例えば、朝鮮半島と日本の橋渡し。これは「心の橋渡し」ですよ。
ふたつの国には歴史的に良くない時代がありましたよね。だけど、大きな歴史の中で見れば友好関係の方が長かった。今の若い人はもっと友好を深められる状況だし、またそうなっていくべきだと思う。
僕は半分日本人だから僕自身が朝鮮半島と日本の橋渡しのようなものでしょう。そこで、自分の血にできることをしたいと。日本と朝鮮半島に仲良くなって欲しいわけです。ふり返ると、僕の音楽活動はずっとそこにこだわってやって来た気がします。自分はそういう役目なのかなと。


(略)


ー 他に今度のアルバムの特色はありますか


朴保:

バンドには、僕の兄が入ってくれています。兄は中学の時からギターを弾いていて、ベンチャーズのコピーとかやっていた。そこで、「ドラマーがいないから、おまえ叩け」と言われて、ドラムを叩くことになった。そのおかげで今もミュージシャンをやっているわけです(笑)。ずっと焼肉屋をやっていたけど、いつか一緒にやろうよという夢があったから、こうしていっしょに演奏できるのは嬉しいよね。
 ドラマーは清水達生。彼は韓国通なんだよね。ベースは若き天才、大村太一郎。ふたりともジャズ畑のミュージシャンなんだけど、俺とやるとロックになる。いいメンバーが集まったと思います。




朴保:
(ボブ・マーリーのライブが教えてくれた音楽は、)
本当に、物凄く美しいものだったし、荘厳なものだったし、今までに見たことがないものだった。(略)ボブ・マーリーはまさにメッセンジャーで、世界を変えていくパワーがレゲエという音楽の中にあることを僕に伝えましたね。


― そうしたボブ・マーリーとの出会いが、日本名でデビューしたにもかかわらず、その後に名前を韓国名にして新たなバンドをスタートさせたきかっけとなったということを、以前お書きになっていましたよね。

朴保:

 ボブ・マーリーは<アフリカン・ユナイト>を歌った。母はアフリカから連れてこられた黒人の子孫で、でも父親は、ジャマイカを支配していたイギリスの軍人。そういうボブが 「アフリカに回帰せよ。自分自身のルーツに戻るんだ」と歌ったのを聴いてね、僕も「アジアに目覚め、アジア人としての自分自身を取り戻す」という風に思うようになった。<エイジアン・ユナイト>とね。

 ボブ・マーリーが発したメッセージには勇気づけられましたよ。彼は真実から目をそらさないでしょう。CIAとは仕事をしない、とか。おまわりを撃った、正当防衛だったんだ、撃たなきゃしょうがなかったんだ、とか、そういう歌詞を歌うというのは、命がけの覚悟があってのことですよ。(中略)
発表前から制作サイドは「それはまずいでしょ」と心配する。何かそのことで、損なわれることがあったり、傷つく人がいたりすることあったらまずいと心配する。でも、世の中を変えていくためには、ボブ・マーリーくらいの覚悟は必要だと思う。それを今の大人が背負わなければと思う。疑問に感じたことを言ってみる。おかしいと思ったことを、おかしいと言う。ボブ・マーリーは、それを歌う勇気を僕にくれたんです。いまも、歌ってみろ、と勇気づけてくれているわけです。

(略)

朴保:
メッセージは苛烈。だけど、音楽は物凄く柔らかくて快楽的なんだよね。それでバランスが上手く取れていたのがボブ・マーリーの音楽だったよね。彼の音楽を誰かが受け継いで行かなければならないでしょう。スタイルだけじゃなくてね。メッセージを背負っていけるかどうかということです。
(略)
今年もライヴを結構やりますから、ぜひ観に来て<Bob Marley Calling・精霊達に捧げる歌>を実際に自分で聴いてみてほしいと思います。


2009年6月 ロックジェット』最新号(vol.36)朴保インタビュー
(聞き手は藤竹俊也さん、佐藤睦さん)から抜粋

◆ロックジェット36号/楽天での注文
http://item.rakuten.co.jp/book/6086266/

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