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朴保 新アルバム制作100人委員会設立趣意書

朴保 新アルバム制作100人委員会設立趣意書

 朴保(pak.poe)という歌手に初めて出会ったのはほんの数年前で、京都のすこし高台に位置する瀟洒な民家で開催されたライブ会場であった。平屋で典型的な日本家屋のそこはどう考えても彼の音楽とは不釣合いな舞台設定だったが、冒頭から近所迷惑などまったく顧みないというふうにパワフルな音楽が脈動したのには驚いた。さらに、フルヴォリュームのマイクから放たれるかすれ気味の中低音から一気に駆け上がる醇乎(じゅんこ)としたハイ・トーンが四囲の空気を切り裂いたときは、思わず度肝を抜かれるほどの感動を覚えた。

 昨今、街に流れている音楽のほとんどが甘い高音質を操る歌手たちに席捲(せっけん)されているが、わたしはどうにもこれが好きになれない。
確かに耳に入ってくる分には心地よいが、シロップのエキスだけを抽出したようで、真っすぐこころには響かない。しかし、朴保の声質は明らかに異なる。スキップするように軽々と高みをきわめているように聞こえるが、至純としか形容できないその音質には長年にわたる苦渋と葛藤の境涯が息づいているようだ。
初物に遭遇するときはいつも斜に構えて容易に動じないはずのわたしだが、この時ばかりは余りにもあっけなく朴保にからめ取られてしまった。

 以来、足繁く彼のライブに日参するのだが、いつも奇異に思うことがある。
それは、何故にこれほどの実力派のシンガーがマイナーに甘んじているかということだ。確かにライブ会場には熱心なファンが来ているが、はっきり言って入りきれないというほどではない。
ほとんど自前であるその曲は、詩もメロディーもなかなかレベルが高い。社会的なメッセージをふんだんに織り込んだ音楽も話題を呼ばないのだろうか。
そして改めて喧伝するまでもなく、飛びぬけたその音楽性と、彼のもっとも誇るべき顕著な声質はなまなかな努力などでは得られぬ天稟(てんびん)の形質さえ感じる。
メジャーな実力に呼応するように人気もメジャー級にならないかと歯がゆい心地だった。
あるとき、ライブ会場でたまたま隣に座った新聞社の元学芸部長にこの積年の疑問を披露したら、彼も不思議そうに「これだけの歌手を見過ごしていたのは、メディアの責任だな・・」と。これを聞いてすこし嬉しくなった。朴保に対する思い入れは、必ずしもわたしだけのひとりよがりではなかったのだ。
 つまらんマスコミの怠慢などに振り回されず、では、われわれだけでも彼の音楽を支援したいという声が、京都のわたしの周囲から澎湃(ほうはい)として湧き起こってきた。実は、本年2009年は朴保にとってデビュー以来30周年の記念すべき年である。加えて、田中幸夫監督の「Pak Poe」(仮題)という彼の数奇な音楽人生を追ったドキュメンタリー映画も今春には完成する。
これら一連の記念イベントに加えて、われわれが考えたのは、彼の新アルバムを自主的に制作しようということだ。もちろん朴保氏の意向と希望を尊重し、できるだけ多くのファンから醵金を募り、晩春ごろにはこの事業を成就させたいと思う。
朴保のCDはここ最近は出ていないそうだ。ゆえにニュー・アルバムの制作は、彼のたっての念願だと聞いている。その意味でもこの事業を通して、今年は新たな旅立ちを模索する彼をささやかながら支えたいと考えている。
多くの朴保ファンがぜひこのニュー・アルバムの制作に共感と助力を注いでくれることを願うものだ。                                                 
                             2009年1月                    
                                       発起人代表・金鐘八(キム・ジョンパル)

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